アカシックレコード

診療にあたって　患者さんのエネルギー体の状態をリーディングした際

真っ先に「アカシック界」に招待された記録を発見することがあります

そこは　個々人の歴史はもちろん　地球や宇宙の　過去から未来までの

ありとあらゆる情報が検索できる「宇宙図書館」だと説明しています

たとえば　私たちにどうしても知りたい事柄があり　強く願望した時に　

無意識レヴェルで（就寝中）　宇宙図書館を訪問する機会が与えられます

治療院では　患者さんが愛する家族のために　地上医学では根治されない

悪性腫瘍の解決方法を求め　アカシック界へ赴いたのを幾つか扱いました

おそらく　一流と言われる預言者には　協力してくれるスピリットがいて

その存在が仲介して　アカシックレコードを伝えるのではないでしょうか

以前の私は　アカシックレコードといえばエドガー・ケイシーを連想し

彼のように特別な能力がなければ　のぞけない領域だと思っていました

実際に　ケイシーは変性意識（トランス）状態で　アカシック界を訪れ

相談者に　一般の人々が知りえない情報を提供する仕事をしていました

今では　患者さんの実例に接して　普通の私たちでも「条件」が整えば

「宇宙図書館」を閲覧するのは可能なのだと認識するようになりました

つい最近の診察でも　アカシックレコードをリーディングしました

それらの症例を通して　おもしろい共通性に気づきました　

アカシック界の記録は　誰の場合でも　いつも３つの情報を読むのです

一回の訪問につき閲覧は３項目までと　制限されているかのようでした

果たして　今後も観察と体験を重ね　理解を深めていくつもりですが

アカシックレコードに関して　現時点の治療師の考察を少し書きます

精神世界に精通し　セミナーなどにも参加している患者さんが来院し

｢私の前世はこうでした｣と　過去世の自分の物語を話してくれます

世間にはケイシーと同じような能力を持っている人が　大勢いるのか

セミナーやワークなどを主催し　参加者の前世を教えてくれるそうです

また「著名な占い師」や「霊能者」のところへ相談に行ったところ

私生活を言い当てられ　あげくに事故にあう予告をされた人もいました

前世の自分を知る必要があり　その結果　今を生きる助けになったとか

お払いをしてもらい　事故や災難を回避できたと信じているのであれば　

一介の治療師が何をか言わん　それらの行為は意味があったのでしょう　

しかし　情報の信憑性を問いたいのであれば　一言述べねばなりません

聞けば　｢実は　これまで二人の先生に前世をみてもらったんですが

その内容がそれぞれに異なるんです」と　ゆらいでいる本音が出ます

「水子がいるといわれて　お払いをしてもらったけど　本当にその子は

成仏したんでしょうか・・・」と　不安な気持ちは払拭されていません

ほとんどの場合　こちらからはあえてリーディングの協力はしません

治療師の気が向く向かないなどという気分感情で協力しないのではなく

占い師や霊能者の情報が　真実か否か確かめたいという「動機」では

おそらく「アカシック界」は扉を開けてくれないと確信するからです

リーディングができたケイスもありましたが　それは問題解決のため　

もう一度最初から　やり直しをしていかねばならない場合でした

アカシック界の門をくぐる手形は　動機(祈り)の質によると学びました

そこは　お金を払えば何でも手に入る現代の価値観とは無縁の領域です

冒頭に書いたように｢条件｣を満たす必要があり　その一番目の項目は

我欲ではなく　他者のために閲覧を希うという「動機」がまずあって

その後アカシック界への招待を受けて　３つの真実が提供されるのです

ですからリーディングは「贈り物」であり　届かないと読めないのです

「さぁさぁいらっしゃい　あなたの前世や未来を読んであげますよ」の

バーゲンセールにアカシックレコードが出回ることは決してありません

「本質を見極める目」を養っていきたいものです

「いま　この瞬間に過去と未来のすべてがある」これが真実です