地球支配神の企（たくら）み

一人暮らしのＩさんは、毎日のようにどこかしらの症状を訴えては病院を梯子している。山ほどの薬剤を飲んで安寧を実感している彼女の症状のおおかたは、皮肉にも薬の副作用に酷似しているけれど、それを説明しても納得してくれない。今年でちょうど80歳になるが、ご自分の主張はしっかり通す気性だし、若い頃はさぞかし美人だったろうと想像される容貌だ。

病院通いが日課のＩさんなので、おそらく地元の医師や看護士たちも彼女自身の口から聞いているはずだが、ふたことめには実の娘さんの悪口ばかり放言している。それも、薄情な娘がわざと車で自分の足をひいたとか、お前なんか親でもないからトットと死んでしまえと罵られ暴力を受けた、などという内容なのだ。

ところが、それもまんざらＩさんの作り話ではないらしいと同情するようになった。

リーディングしてみると、Ｉさんの娘さんがまだ１５歳の時に死産して捨てた子供のエーテル体が母娘の仲違いを助長させていることが知れたからだった。そればかりではなく、Ｉさんの夫が昔、別の女性と駆け落ちしたり、Ｉさんがその後に関係を結んだ男性の家族といざこざする因縁などなど、Ｉさんのオーラには分厚い私小説が書けるほどの物語が記録されてあった。

ある日のこと、来院したＩさんが急激に老けて見えたのに内心驚いていると，

「ああ、こんたびは長かった。せんせい、もっと早くに予約を入れてくれないもんかね」と、くどき始めた。スッテン転んで体のあちこちを打撲し腫れ上がり大変だったこと、歯茎が病んで入れ歯を作り直していること、右目にものもらいができ、左目もゴロゴロ違和感があり、腰や下腹、膝も痛いとめんめんと訴える。

リーディングすると、彼女の身体は「両生類の群魂」に蝕まれ、本体（霊魂の核）が乗っ取られていた。

Ｉさんのケイスは　地下（別の地球）存在と同調した結果ですが
これを作為的に応用し　人類を操作しようとする企みがあります
前回の＜培養された霊魂（クローン）＞の内容とも重複しますが
昨年のニューヨークで起きたテロ以降に　着々と進行しています

かつて地球の神々であった人間に対して　遺伝子操作をほどこし
一束のラセンの遺伝子が機能するだけの生命におとしめた連中が
今また　人間の進歩を阻むために　闇の計画を進めているのです
地上の文明を自由に操ってきた連中の　綿密で周到な青写真です

エーテル界において　クローン技術は法則違反の行為です

それを無視し　地上のどこかで　地球支配を欲望するヤカラが
闇の目的に向けて　遺伝子の張り合わせ操作を続行しています
地上の動物や樹木　時には人間の遺伝子を組み合わせるのです

彼ら（闇）の目的は　まず彼ら自身の食料（粒子）の確保です
次に　人間が地球支配神と同等の能力を有する存在であることを

思い出し　そして進歩させないようにコントロールするのです
戦争や病苦　恐怖や混乱などの感情粒子を用いるのが巧みです

大量生産されたクローン生命体が　クローンウイルスを吐き出し
それを吸引した人間は　かってないほどに免疫が落ちています

排出できない人のエーテル体は　次第にソレに移植されていき
身体ばかりでなく　本体（永遠の命の核）が奪われてしまいます

臨床では　エーテル体の一部が変質した患者さんも少なくなく
治療師として　今年に入って特に深い動揺と危惧を抱いています
地球の暗黒（闇の群魂）領域が拡大していくのはもちろんのこと

宇宙と霊的世界においても　闇の恐怖領域が拡がるばかりです

それは即　荒涼・殺伐とした現実社会に反映するものです

実存の領域が　そのまま地上の人間の暮らしを決定するからです

本当に　私たちの未来は　どこへ行こうとしているのでしょう
闇を生む神々の欲望とエゴは　いったいいつまで膨張するのか

人間の価値観　愛　魂と勇気と希望　それら霊的果実が光となり
地上の調和と秩序を　人々が内部に取り戻すために　今ここから
地球支配神の企みをあばき　己の生命の清浄を計りましょう
その手立ては　この美しい青い星の地球に備わっています

「ｇｒａｃｅ」や「あおみどり」にも繰り返し書いたように
愛から遠く離れた彼ら支配神たちが　不得意とするエネルギー
不自然でデジタルな進化をとげた彼らに　最も有効なエッセンス
それらは　とてもベイシックな姿で　私たちの足元に存在します

どうかどうか　自分の体とエネルギー体を点検して下さい
コントロールチップの侵入やウイルスなどに冒されていませんか
少なくても　頭蓋骨内部の部位に相当する本体だけは死守し
永遠の生命の故郷へ帰還するために　防衛に努めて参りましょう